記事:2001年8月(普請中) ←0502  0003→  記事一覧(+検索)  ホーム 

うっかり八兵衛死す!(01.08.01〜02)

 パソコンソフト「Paintshop PRO Lite」は単に「Paintshop」でよいのではないか。

 いつもネタにしたり本読みの指針にさしていただいたりしてるリコさんのサイト7/31の日記が「『うっかり八兵衛死す!』がサブタイトルだったらどんな話になるか」という話題で、リコさんの御意見=餅か団子をノドに詰まらせて死ぬ/同席者の御意見=爆死、だったのですが−ここはやはりまっとうに「御老公をかばって倒れる」でもよいのではないかと。

 いつもの不注意で黄門様御一行に置き去られてしまい峠の茶屋でひと休みしていた八兵衛は、城主の病をいいことに悪政を敷く○○藩の家老と悪徳商人○○屋、そして光圀に遺恨をもつ忍者○○衆が、この先の谷間に伏兵を張り御老公暗殺を企てていることを知る。
「あ!お客さん!お茶のおかわり飲まないのー!」
 放送開始以来ないくらい全力で駆ける八兵衛(途中で馬を奪ってもよし、巻き起こる突風で町娘が黄色い声を上げながら着物の裾を押さえてもよし)
 走馬灯のように(セピア色で)かけめぐる御老公との思い出。
「光圀様。使用人○○に男子が生まれてございます」
「おお、そうか、八兵衛と名付けるがよい。八は末広がりじゃ」

 番組も8時40分を廻ろうというころ、奸計により問題の谷間に単身誘いこまれた光圀。遅まきながら陰謀を知った助さん角さん・風車の弥七(←ええい「ヤシチ」も変換できないのかATOK←無理言いなさんな)お銀・飛び猿・桃太郎侍(友情出演・高橋英樹)・夢奉行(同・里見浩太朗)らが駆けつけようとする目の前で御老公に向けて数十、百数十の射手が矢を放つ!
 −その刹那、光圀の前に立ちはだかった八兵衛が五体に矢を受ける。
「八!」
「八っつぁん!」(由美かおる)
「許せん!」(英樹)
「用なき者は去れ!」(里見)
「パパパン!」(手拍子。あおい輝彦)

 「水戸黄門・愛のテーマ」が流れる中、スローモーションで倒れる八兵衛。ひとすじの血が流れ出す口元は満足げな微笑みすら浮かべている。悪人どもの野望はついえた。
「八…」
「八っつぁん、バカよ…!」
苦楽をともにした仲間たちに囲まれ、薄れゆく意識の中で
「へ、へへ…」
八兵衛は最後の声を振り絞るのだった−
「こいつぁうっかりだ」

追記:
「手拍子・あおい輝彦」。すみません、手拍子は西郷輝彦でした。
♪好きなんだけど〜ぱぱぱん。輝彦ちがい。バカの上塗り。自分がうっかりだ。

(c)舞村そうじ/RIMLAND ←0502  0003→  記事一覧(+検索)  ホーム