200816「みちのくコミティア6」特設・エアみちのく旅行


(1)アクアマリンふくしま



今回のイベントはサークル参加なし+感染拡大をふせぐため首都圏ヨコハマからは一般参加も無理ということで
想像だけでも行った気分になる+あわよくば世間が落ち着いた折に皆をみちのくに行きたくさせるコンセプトで
エア旅行をお送りしようと思います。ほら、みちのくコミティアの副題「創作旅行」だし!
(そういう意味じゃねえ!)

みちのくコミティア開催地の郡山にヨコハマから鉄道で赴く場合、まずは東京に出て上野発の電車で現地を目指します。
スタンダードなコースとしては上野発の東北本線で内陸部を北上し、宇都宮などを通過して郡山へ。
18きっぷを使っても、週末フリーきっぷでも、東北新幹線を利用する時でも、このルート。
また、さらに北上し福島→仙台(宮城県)以北をめざす場合も、郡山を通過してこの内陸ルートを突き進みます。

上野から福島県にアプローチする、もうひとつのルートは常磐線で水戸に向かい、そのまま海に出るコースです。
太平洋沿いを走り、いわきから西=内陸に折れ、郡山に至るルート。
元から内陸ルートより手間と時間はかかりますが、空いた車内でのんびりと旅程を楽しむことが出来ます。
※もちろん特急に乗っても良いのです…舞村が貧乏性でそういう発想がないだけで…

で、いわきの少し手前にあるのがアクアマリンふくしま



「環境水族館」アクアマリンふくしま公式ホームページ(外部サイトが開きます)

泉駅からバスが出ています。15分くらいで下車・歩いて5分。



まず目を奪われるのが、アーチを描く鉄骨の美しさ。
このエントランス体験だけでも、足を運ぶ価値があると思います。個人の意見です。
そしてこの、建物構造が十分に記憶に残る、他のことが圧倒的に押し寄せて上書きされてしまわない、バランスの良さ。
つまり、盛り沢山だけどコンパクトにまとまってて求心力が強い。



逆に言うとイルカショーとか大イルカ水槽とか、大マグロ回遊水槽みたいなスペクタクルは、まあないです。
いきなり古代の海洋生物史、無脊椎動物をパネルや化石や実物で、念入りに見せていくやりかたです。



ふくしまの水辺を再現した水槽、マングローブの水辺を再現した水槽、縄文時代の植生を再現したビオトープなど
シブい展示が多いめです。世界で初!というのもあって、世界で初めて…サンマの飼育展示に成功。シブい。



魚類にまったく詳しくない自分が何この美魚!と驚いたオイカワは別名ヤマベ・ハエ。
日本ではポピュラーな淡水魚で、美しく青い模様はオスの婚姻色なのだそうです。



けれどこの水族館の展示物で何より度肝を抜かれたのは、盆栽



最初に訪れたのが震災の翌年で(ひょっとして展示する物がなくて、かき集めたのか?)と思ったけれど
2017年の再訪時にもあったし、何かオトナの(断れない的な)事情があるのかも知れない…※憶測です。

それに比べたら「魚食が中心だった時代の食卓」といって水族館の中に突然ちゃぶ台が置かれてるくらい、ねえ?
(常設ではなく企画展)。
テーマに沿ったパネル展示や物品展示が目立つことも特徴で
科博みたいな水族館という見立てはどうでしょう

2012年に訪ねたときには震災や放射能などに関する展示も多く、また葛西臨海水族園からの寄せ書きも目を引きました。

震災直後は友好提携を結んでいる新潟のマリンピアなど各地の水族館が
施設復旧のあいだアクアマリンの魚を預かったそうです。



水族館内にグッズショップと食堂があり、食事も出来ますが

2018年に近くにイオンモールがオープンしたので、前からあるアウトレットモールなどと併せて
食事やショッピング・レジャーの幅は広がっているのではないかと思います。
(つまり福島観光の行く先として、オススメ度は増した)
そしてイオンモールは駅から無料の送迎バスを出してるはず…

そういうしみったれた話はやめれ
(この項おわり)


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