200816「みちのくコミティア6」特設・エアみちのく旅行


(2)会津と仏像めぐり



図にしてみたけど、いいや福島県は西の会津・まんなかの中通り・海側の浜通り三分割だという話もあり
申し訳ないけど本当に手に余るので深く追究はしません。(そうゆうのはタモリさんに任せたい)


ただ、地名や昔の国名・藩などのことを分かってると
常陸国(茨城)と磐城(福島県いわき)を結ぶので常磐線とか、磐城と越後(新潟)を結ぶので磐越線とか
いろいろ理解しやすいのも事実。こういうの分かると旅行ひとつでも解像度が上がるんでしょうね…



その会津に巡礼の対象として三十三観音があり、
とくに弘安寺の中田観音・恵隆寺の立木観音・如法寺の鳥追観音は会津ころり三観音として名高いというので
その中から恵隆寺の立木観音(中田観音は駅から徒歩10分だけど、鳥追観音は駅からさらにバス15分で旅程が取りづらい)

薬師如来像と日光月光菩薩像が国宝に指定されている勝常寺をそれぞれ訪ねてみました。

つうても仏様は撮影禁止で画像はお見せできないのですが。

金塔山 恵隆寺 「立木観音堂」(外部サイトに移動します)

只見線・塔寺駅から徒歩30分。散策にも悪くない好い感じのところです(熊出没注意ですが)。
御本尊は東北でも最大・8.5メートルの千手観音立像。鎌倉初期の作といわれます。
ちなみに、ころり観音とは老いても寝たきりになったり、ボケや下の世話で家族を煩わせることなく
苦しまず穏やかに逝きたい願いを懸けるもので、昔から人の悩みは変わらないのだなあと思ったりします。


勝常寺〜米と文化の里 湯川村公式ホームページ(外部サイトに移動します)

勝常寺は磐越西線の堂島駅もしくは笈川駅から、それぞれ徒歩1時間。ですが、水田地帯で歩いても喜びの多いルートです。


勝常寺の仏像は平安時代のものでケヤキの一本づくり。薬師如来については都の仏師がつくったにしては
顔立ちやお姿が東北的・東北の仏師がつくったにしては技巧が洗練されている、とのお話をうかがいました。
レプリカを作るため御顔の型取りをしたら、パック効果できれいになってしまった的な四方山も。
(きっとご住職の「得意ネタ」なんでしょうなあ…)


さて、観音めぐりでも旅の途中でも、一泊する場所に最適な会津若松。

他のどこかを廻ってから夜になって宿泊+翌日は店が開く前に出立という利用の仕方ばかりで、ロクに名所も訪ねてないのですが
(ただ、駅のホームにある本格そば屋は名物だそうで、イチオシの鉄鍋そばをいただいたりしました)

まだ人出のない早朝に歩くだけでも、写真を撮り飽きることがない建物の数々。






みちのくコミティアのデフォルト最寄り駅(実は徒歩なら安積永盛駅のが近いのですが)郡山から
会津若松までは磐越西線で1時間20分。
今は普通列車でのんびり旅行など(まして首都圏からのアプローチでは)考えられないのですが
許されれば再訪したい街と地域のひとつです。

(この項おわり…)



(…と見せかけて、おまけ)







(この項おわり)




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